断酒24日目 幻覚と幻聴
今日体調は、朝からとても良いです。🐥
中途覚醒が何回かありましたけど。
頭の中の雲は少し薄くなって、もやか、霧がかかっているような感じです。
脳みそが本来の姿に戻ろうとしているのでしょうか。
＝ 離脱症状について ＝
どの本読んでも、ネットで検索しても、離脱症状は早期と後期離脱症状について書かれているものが多いです。たびたびご紹介している小太郎さんのYouTubeでは1年単位で説明されています。
↓
https://youtu.be/dNBvlWBhZq4
「禁断離脱症状 1年間は現れる！？」
一般的には約１週間から10日で治まると書かれています。
早期離脱症状は約3日間で治まり、酒への渇望が強く出ます。多汗、震え(振戦)、頭痛、吐き気、発熱などなど。病気のオンパレードです。中にはアルコール性てんかんを起こす場合もあると書かれてます。
私の経験した、一番酷かった時の事を思い出してみます。
①一日目
お酒も水も受け付けない状態でした。喉が渇いて水を飲むと、すぐに吐き出しました。同時に酷い水下痢。上と下から水分を吐き出していました。立って歩く事もできず、ベッドとトイレを這って往復してました。
ベッドに入っても胃のむかつきとイライラ。寝ようとしても眠れない。身体中から冷汗みたいな汗が吹き出すように出てきました。頭と胸、脇、手足背中と、全身からです。何度も下着を替えましたが、そのうち替える力も無くなり、タオルを持って、額や首の汗を拭って、ひたすら眠れる事を願ってました。汗が出ないようにエアコンを冷房にすると、汗が冷えて寒くてたまりません。毛布一枚掛けてくるまっていました。同時に身体の震えもありました。ガタガタ震えながら、大量の汗をかき、眠る事もできず、ベッドに横たわっていました。
②二日目
夜に初めて幻聴・幻覚が出ました。幻聴は、遠くから音楽が聞こえてくるものでした。隣の家のテレビの音かと思いましたが、違う事に気付きました。同じメロディが繰り返し、繰り返し聞こえてくるのです。場所を移動しても聞こえてきました。大きな音ではなく、遠くから聞こえてくる感じでした。
「これが幻聴か･･･」と思いました。
メロディは時によって変化しましたが、繰り返し繰り返しというのが特徴的でした。
この現象は夜が空けて明るくなってもしばらく続いたのを覚えています。
③幻覚(幻視)
これは薄暗いところで見ることが多かったです。最初はテーブルの上にあるコップや缶や瓶がふにゃふにゃと踊っているように見えました。
次に無地の壁とかテーブルを見ると、大小の文字が見えました。単語が書き連ねているように見えました。意味のある物無いもの。平仮名・漢字・カタカナ・アルファベット･･･。トイレの便座に座り、下を見ると雑誌の表紙がカラーで見えました。その雑誌も時々変わりました。
④虫
腕を見ると、毛穴から細い虫？がワヤワヤと湧いてきます。手の甲や指の毛穴からもです。
手のひらを見ると、小さな蛆虫みたいなものがワラワラと･･･。
「これが話に聞いた幻覚か･･･」と分かりましたから、比較的冷静でいられましたが、気持ちの良いものではありませんでした。
アルコール依存症で有名な中島らもさんの幻覚は強烈だったようです。
｢頭の鉢が割れて、そこからうどんがニュルニュル出てきて、前を見ると花魁が三味線弾いていた｣そうです。
「今夜、すべてのバーで 」
ここまで凄くはありませんでしたが、自分にとっては最悪でした。
⑤体調
初日に比べれば良くなっていましたが、やはりゲロゲロ状態。遠くから何だか分からないメロディが聞こえてくるし、周りを見回すと幻覚。目をつぶっても、まぶたの裏に訳分からない動画が見えてました。
幻覚・幻聴と分かっていても、我慢できるものではありませんでした。幻覚は1日で治まりましたが、幻聴は数日間続いていたように記憶しています。
このような事がまさか自分の身に起こるとは思いませんでした。
こんな事が起こるまで「自分だけは大丈夫」という根拠の無い自信がありました。多分大酒飲みの皆さん、同じように思っているかと思います。
残念ながら、現実は教科書通り病気は進行していきます。
これが起きたのは依存症と診断されてから約5年後の事です。診断されても平気で飲んでましたから。
長くなったので、今日はここまでにします。
この後もあります。後日に･･･。
